テークバックを理解したら次はバックスイングです。

テークバックの習得方法はこちら

 

バックスイングは体と腕とクラブがスムーズにリンクして動くことが重要になります。

ヘッドばかりが先行したり、腕の動きが多すぎたり、体を動かしすぎたりと
それぞれがバラバラに動くほどスイングが難しくなります。

テークバックで行った一体感を継続してバックスイングを行うことによって
正しくトップまでクラブを回せるようになります。

正しいバックスイングを覚えていきましょう。

 

1 体の動き

 

体の動きをまず初めに理解しておきましょう。

バックスイングは上半身(ここでは両肩、胸、体幹などを意識します)を右に向けていく動作になります。
アドレスで目標線と平行になっている両肩を右に90度の位置まで回します。
この時、両肩だけでなく両胸や背中を意識して右に向けてもOKです。
(背中の場合は、目標に向けるように意識します。)

下半身はなるべく膝や腰が右に流れないように注意します。
骨盤が右に45度回るところまで動くと上半身を右に向けやすくなります。

両肩90度、骨盤45度右に回ります
これがバックスイング時の身体の動きになります。

 

練習方法①

 

両腕を胸の前でクロスして両肩をつかみます
その状態でアドレスの姿勢を作り、両肩、両胸を右に回します

鏡で見ながらできるだけその場で行うようにしてください。

 

練習方法②

 

クラブの両端を持ち、両肩で担ぎます
そのままアドレスの姿勢を作り、両肩、両胸を右に回します

後は練習方法①と同じですが、こちらのほうがしっかり体を回すことができます。
ストレッチにも効果があります。(ストレッチの場合には反対側にも回しましょう)

前傾姿勢を保って体を回転しましょう。

 

注意ポイント

 

右膝、右腰が流れないように注意しましょう。
右足の内側でしっかりと受け止めるようにしてください。

足の親指、土踏まず、膝の内側で受け止めましょう。

 

2 腕の動き

 

手首を固定してテークバックしましたが、
少しづつクラブヘッドが先行して動くようにしていきます。体の動きが大きくなるにつれて、アドレスの状態からひじと手首が少しづつ変化していきます。

まずは右ひじです。
体から離れないようにしていた右ひじはバックスイングが進むにつれて少しずつ曲がり始めます
腕に力が入ることがなければ自然に曲がり始めますので、曲がらない人はまずは力を抜きましょう。

その後に体の回転とクラブの回転とともに手首が曲がり始めます
左腕が地面と平行になった位置で、左腕とクラブに90度の角度がついていればOKです。
この手首の動きをコックと言います。
左腕がアドレスの状態を保ち、右ひじが体から離れないようにしていると自然とコックが入るようになります。

自然とコックが入らない人は左ひじが曲がっているか、グリップに力が入りすぎ、もしくは抜きすぎている場合があります。グリップの強さを確認して、左ひじをまっすぐにキープしてみましょう。

腕の動きはここまでです。
と言ってもバックスイングを止めるわけではなくて、
両肩が90度回る動きとクラブヘッドの回転にまかせるようにします。

実際のスイングでは少しづつスピードが加わりますので、
両肩が90度の位置までたどり着いたときにはクラブも腕もトップまでたどり着いているが正解です。

さらに腕を動かそうとするとスイングのズレが大きくなりますので注意しましょう。

 

練習方法①

まずはハーフスイングまでの動きを繰り返し練習しましょう。

左腕が地面と水平の位置で、左腕とシャフトでできる角度が90度になる位置です。
初めはゆっくりと形を意識して鏡の前で何回も確認しましょう。

 

練習方法②

片手で素振りします。

左手が地面と水平に来るところまで、左手一本で動かします。
左手一本といっても左手だけで動かすのではなく、体と一体にして動かします。

右手も同様にします。

 

やっていくうちに左手一本の時は自然にコックが入りやすく
右手一本では
自分でコックしないとやりずらい
ことがわかります。

この時の感覚を忘れずに両手でもやってみてください。
スムーズな動きが体感できるはずです。

 

3 クラブの動き

 

クラブの動きを意識することがとても重要になります。
クラブの正しい動きにまかせて、体と腕を動かせばいいからです。

クラブの動きは円を意識すると動作がスムーズになります。

体の動く方向にヘッドを動かしていきましょう。
両肩、両胸が右に回るのと同じ方向へ、ヘッドも回していきます
この時、できるだけ一連の動きを意識しましょう。

両肩が90度の位置のたどり着いたらヘッドもトップの位置にたどり着くようにバックスイングします。

この一連の動きの中にコックやひじの動きが自然に入ることが理想的なバックスイングになります。

 

練習方法①

直立した状態でクラブをお腹の高さで水平に持ち、体を横に回しながらクラブも水平に回します
両肘を体から離れないようにキープして動くことで、クラブを体に沿って回す感覚が体感できます。

 

体の動きに従ってクラブを回しますが、クラブヘッドの動きにつれて腕が動くことを意識しましょう。
連続して振ることによってより感覚を掴みやすくなります。

自然とひじが曲がり、手首がコックされることがわかります。
繰り返し素振りして感覚がつかめたら、前傾して同じように素振りしてみましょう。

 

4 流れるようにバックスイングする

 

バックスイングは一連の動作です。

テークバックを開始したらスムーズに流れるようにトップまでいくことが理想的なバックスイングになります。どこが流れれば1番スムーズにスイングできるかを常に意識して練習してください。

もちろん人によって感覚は違いますがほとんどの場合、
1番はヘッドです。

ヘッドをいかにトップまでスムーズに回すかを意識してください。
そのための身体の動きと腕の動きになります。

 

 

ここまで理解できましたら次はトップについて学んでいきましょう!

トップの習得方法