多くのアマチュアが苦手としているのがバンカーショットです。

その原因は練習ができないこと、正しいバンカーショットの方法を知らないことです。
上級者でバンカーが苦手な人はあまりいないです。
それはバンカーショットのコツを知っていて、それができるからです。
コツさえわかればあとは練習するだけで、誰でも簡単にバンカーから脱出することができます。

バンカーショットをマスターすれば、バンカーに入っても不安や怖さがなくなり、
攻めのゴルフができますよ!

バンカーショットの距離感の出し方はいくつかありますが、まずは簡単な打ち分け方を覚えて、そこからバリエーションを増やしていきます。

基準となる距離をまずは覚えましょう。

3つの一定した振り幅をマスターする

バンカーショットは距離のコントロールが難しいショットです。
インパクトでの砂の量やヘッドの抜けるスピードによってボールの飛ぶ距離が変わるからです。

微妙な距離のコントロールは感覚と技術が必要になりとても難しくなります。
まずは一定の距離を打ちやすい3つの振り幅を覚えて、3種類の距離を打ち分けられるようにしましょう。

フルスイングの距離を覚える

バンカーではヘッドを加速してインパクトをすることで、砂と一緒にボールを飛ばすことができます。
そして一番加速できるのがフルスイングです。

ですので初めに覚えるのに最適なのは最大の振り幅(フルスイング)で打った時の距離になります。
ただしここでのフルスイングは砂の上での不安定な場所になりますので、下半身が使いずらくなり、通常よりも抑えられたスイングになります。

砂の上でできる範囲内での一番大きなスイングをして、その時のボールの飛距離を確認しましょう。
おおよそ30ヤード前後の飛距離になると思います。

スリークウォータースイングの距離を覚える

フルスイングの距離を確認できたら、次はスリークウォータースイングです。
通常の振り幅は肩〜肩のスイングになりますが、バンカーショットの場合はバックスイングはフルスイングのトップで、
フォロースルーを肩までにします。

これはインパクトをしっかり振り抜くためです。
バンカー内ではスイングが制限されますので、振り幅を小さくしようとすると自分で思っている以上に小さくなり、インパクトでしっかり振り抜くことができなくなります。
しっかりと振り抜くためにもバックスイングはフルスイングと同じ大きさのトップにします。

フォロースルーを抑えることでヘッドスピードが抑えられて飛距離を抑えることができます。
おおよそ20ヤード前後の飛距離になります。

ハーフスイングの距離を覚える

スリークウォーターでの飛距離を確認できたら、次はハーフスイングです。

ハーフスイングの場合もスリークウォータースイングと同様、バックスイングはフルスイングと同じ大きさのトップにして、フィニッシュをハーフスイングの大きさにします。

これによりインパクトをしっかり振り抜きつつ、フォロースルーで飛距離を抑えることができます。
おおよそ10ヤード前後の距離になります。

まとめ

バンカーショットの距離の打ち分けは、一定の振り幅で打つことで3種類の距離を打ち分けることができます。

フルスイング・・・30ヤード前後の距離
スリークウォータースイング・・・20ヤード前後の距離
ハーフスイング・・・10ヤード前後の距離
(女性の場合−10ヤードを目安にしてください)

バックスイングはフルスイングのトップのように大きくし、フォロースルーの大きさを調整して距離を打ち分けます。
決してインパクトで調整しないように注意してください。
3つの振り幅を練習して自分の距離を覚えましょう。

多くの場面で距離を合わせることができますよ。

3つの距離を覚えたら次は状況別の打ち方です!

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