トップを理解できた人は切り返しです。

切り返しはダウンスイングの始動部分です。
バックスイングで右に回ったクラブヘッドを左に戻していく時に、
クラブヘッドは右への動きを続けているか停止しています。

そのクラブヘッドを左に引き戻す時のきっかけとなる動作、タイミングを切り返しと言って意識します。

切り返しはいつ、どこで、行うかによってスイングに大きく影響します。

「いつ」 切り返しのタイミング

切り返しには必ずタイミングが存在します。

このタイミングによってナイスショットが出たり、ミスショットが出たりします。
いつも同じタイミングで切り返しを行うことができれば、ナイスショットの確率が増えることになります。

ではこの切り返しのタイミングはいつがいいのかと言うと、

①バックスイングが終了したところ

②バックスイングの終了する一瞬手前

になります。

①バックスイングが終了したところ

バックスイングが終了したところをいつも確認してから切り返しを行います。

バックスイングの終了は、
肩が90度、腰が45度右に回ったところです。
この時の目安をいつも確認して切り返しを行います。

バックスイングの終了を確認するポイントはいくつもあるので、

・アゴの下に左肩が来た

・背中が目標に向いた

・右足や体幹に捻れを感じた

・右足に体重が乗った

・右股関節を十分に入れた

などいくつか自分に合う切り返しポイントを試してスイングしましょう。
そして、いつも同じタイミングで気持ちよくスイングできる切り返しのポイントを
見つけてスイングしましょう。

②バックスイングの終了する一瞬手前

バックスイングの終了する一瞬手前に何故切り返すのかと言うと、
反復横跳びをイメージしてみてください。

反復横跳びは時間内に何回左右に移動する事ができるかを計測しますが、
これは早く行うほどに右から左、左から右に移るタイミングが重要になります。

ほとんどの方が小学生の頃に体育でやった事があると思いますのでイメージできると思いますが、
右に移動した後、左に戻るには完全に右に移動した後に左に戻るのでは遅くなります。
右に移動している体、及び体重が完全に右に移動してから左に戻るには、
ほぼ止まってからでないと右に戻ることはできません。

と言うことはそこからまたスピードを上げる必要があります。

ですが、完全に右に体や体重が移動するまえに左に移る動作を始める事ができれば、
スピードを大きく落とさずに左に戻る事ができます。
それを繰り返すことによって回数を多くする事ができます。

この時のコツは、初めに右に向かうなら上体や体重は大きく右に移動せず
下半身だけを右に移動します。そして右に移動しながら左に戻り始めます。
右足の裏の内側で地面を蹴るようにして左に戻るようにします。

ゴルフスイングもこれと同じ事をする事で、いつも同じタイミングで切り返しを行う事ができます。

バックスイングの時に右足の内側で地面を蹴り、左に戻る意識をしておきながら、
肩90度、腰45度の捻転を行います。
そして体の捻転でバックスイングが終了する一瞬手前で切り返します。

自分で一瞬手前のタイミングと意識しても、手前すぎたり遅れたりする事があります。
その時はバックスイングの終了するポイントをしっかり確認しましょう。

いつも同じタイミングで切り返しを行う事ができるだけでなく、
下半身の効率的な使い方ができるようになるのでパワーやスピードが出やすくなりますよ。

「どこで」切り返しのポイント

切り返しをどこで行うかは、タイミングを一定にするためにも重要なポイントになります。
切り返しを行うポイントはたくさんありますが、ここでは下半身を使った切り返しをお伝えします。

①左足の踏み込み

バックスイングで右に移動した体重を左に戻すきっかけを左足で行います。
主に体重移動を意識している人に合う切り返しです。

切り返しのタイミングが来たら、左足かかとを地面に踏み込みます。
バックスイングで左足かかとを上げる(ヒールアップ)事で、踏み込みやすくなります。
バックスイングで右足内側をしっかり踏ん張り、地面を蹴る事で左に踏み込みやすくなります。

反復横跳びのイメージでリズムよく踏み込む練習をしましょう。

左足かかとは目標方向へ踏みこむ事で、インパクトでの体の開きを抑える事もできます。

②右足の蹴り

右足はバックスイングの時にしっかりと親指など右足内側で地面を踏みしめている事が重要です。
右足内側で地面を踏む事で右に流れずにしっかりと捻転ができるようになります。

切り返しのタイミングが来たら、右足の内側でしっかりと地面を蹴るように左へのシフトを始めます。

こちらも体重移動を意識したスイングの切り返しに有効です。

③左腰

体の回転を意識したスイングでは回転の主体となる部分を意識します。
バックスイングで右に捻転した体を左腰(左のお尻)を使って戻します。

切り返しのタイミングが来たら、左腰(左のお尻)を意識して自分の後方(背中側)に回します。
この時、急激にスピードを上げるのではなく脱力した状態で、スムーズに行うことだけを意識します。

バランスを保つこと、重心を低く保つことを意識して切り返します。

 

④右腰

左腰同様、バックスイングで捻転した体を右腰(右のお尻)を使って戻します。

バックスイングでしっかりと右腰(右のお尻)を後ろに回します。
右股関節が使えないと右腰を後ろにしっかりと回すことはできないので、
アドレスでしっかりと股関節から上体を前に倒して、前傾姿勢を作りましょう。

切り返しのタイミングが来たら、右足の内側でしっかりと地面を踏みしめて、
右腰を元の位置に戻すように回していきます。

この時も急激なスピードアップはせずに、力まずスムーズに行いましょう。

 

切り返しを早く覚えるためにスイングにリズムをつける

ここまでお伝えしてきた切り返しのポイントにリズムをプラスする事で
切り返しを早く覚える事ができます。

スイングの流れは、

アドレス

テークバック

バックスイング

トップ

切り返し

ダウンスイング

インパクト

フォロースルー

フィニッシュ

となりますが、これを全て意識することはできません。

スイングにリズムをつけた場合、

アドレス

バックスイング

切り返し

ダウンスイング以降

だけ意識することになります。
多くの場合、

①イチ、ニイ、の、サーン

→アドレス(イチ)、バックスイング(ニイ)、切り返し(の)、ダウンスイング以降(サーン)


②イチ、ニイー、サーン(チャーシューメーン)


→アドレス(イチ)、バックスイング(ニイー)、切り返し以降(サーン)


③イチ、ニイ


→バックスイング(イチ)、ダウンスイング以降(ニイ)

このようなスイングリズムになります。

この中で切り返しがしっかりとリズムに入っているのは①だけで、
あとの二つは切り返しの明確なリズムは入っていません。

②と③は切り返しが意識したリズムの中に溶け込んでいる状態で、
これは意識しなくても切り返しが行えるリズムという事が言えます。

このスイングリズムのどれが自分に合っているかは試す必要があります。
正し大まかに分類すると、

①・・・ゴルフ初心者、スイング修正中、非力な方、温厚な方

②・・・振り子イメージ、体重移動、打ち急ぐミスが出る、重いクラブ

③・・・一連動作、回転、軽いクラブ、体力のある方、気の強い方

必ずしも全てに当てはまるという事ではありませんのでご了承くださいm(_ _)m

このようにいつも同じスイングを繰り返すために重要な切り返しですが、
スイングにリズムを付けて練習する事で、自然と切り返しのタイミングや
切り返しのポイントを覚える事ができるようになります。

 

切り返しを理解できた人はダウンスイングに進みましょう!
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