キレキレアイアン講座18
コースでの状況別アイアンショット❹
アイアンを芯で打つと音、打感ともに心地よく、気持ちよくヘッドを振り抜くことができます。
ボールは高く舞い上がり、グリーンをとらえることができるでしょう。
飛距離、方向性ともに安定したアイアンショットが打てるようにスイングを作っていきましょう。
前回のおさらい
左足上がりの傾斜は、左に行きやすく飛距離が落ちやすくなります。
そのため、
目標の右を狙う
クラブを1~2番手長くする
ボール位置を真ん中より左にする
体重は左足に多くかける
傾斜に沿ってスイングする
スリークォータースイングで打つ
ということを意識して打つことで左に飛ぶのを抑えることができ、距離も合わせることができます。
左足下がりの打ち方
今回は、左足下がりのライでの打ち方をお伝えします。
左足下がりは、ボールが右に飛びやすくなります。
それは傾斜に沿って振った時にアウトサイドイン軌道になったり、クラブヘッドのターンが遅れたり、最下点で打てないことから、右に飛んだり右に曲がる球が出やすくなります。
また、傾斜に沿って振ると球が上がりにくくなり、落ちてからのランは増えますがキャリーは減るので、
結果として飛距離が落ちやすくなります。
対処法1 目標の左を狙う
右に飛ぶことを想定して目標の左を狙って打ちます。
目標の左にもう一つの目標を設定して、もう一つの目標に向けてアドレスします。
長いクラブ(ロフトの少ないクラブ)ほど右に行きやすくなりますので、より多く左に向くようにします。
対処法2 大きめのクラブを選択する
球が上がらず飛距離が落ちますのでクラブを1〜2番手大きくしますが、
その分ランが増えますので目標の手前に落とす意識で打ちましょう。
傾斜がゆるやかな場合は番手を変えなくてもいいですが、通常よりも弾道は低くなり落ちてから転がりますので、
落とし所はしっかり意識して打ちましょう。
また、傾斜がきつくなるほど長いクラブでは打つのが難しくなります。
残り距離が長くても短いクラブで安全な場所に運ぶようにしましょう。
対処法3 左足下がりでのスイング
力んで打ったり、振りすぎるとトップしたりひっかけが出たりもするので、
クラブはやや短く持ってハーフスイングやスリークォータースイングで打ちます。
アドレスは、ボールの位置を真ん中からやや左足寄りにして構えます。
体重は真ん中、軸はまっすぐになるようにします。(それでも傾斜によって左足体重になります)
低いボールを打つように意識してスイングすると傾斜に沿って打ちやすくなります。
左足下がりのまとめ
左足下がりの傾斜は、右に行きやすく低い球が出て飛距離が落ちやすくなります。
・目標の左を狙う
・ハーフスイングやスリークォータースイングで打つ
・ボール位置を真ん中〜左足寄りにする
・体重は真ん中で軸は真っ直ぐ
・意識的に低いボールを打つようにスイング
・落ちてから転がりやすくなるので目標の手前を狙う
ということを意識して打ちます。
バランスよくスイングできればボールを目標に運べるようになりますよ!
次回は「コースでの状況別アイアンショット5」をお伝えします。
お楽しみに!!