スコアアップのために必要なアプローチを最速でマスターしていくコーナーです。
1.アプローチの基本形をマスター
2.距離のイメージを作る
3.状況に応じたアプローチをマスター
4.難しい状況からのリカバリー(フェースの開閉)
これを順番に覚えていくことでグリーン周りのどこからでも対応できるアプローチ技術が身につきます。
一つずつお伝えしていきますので、慌てずにクリアしていってくださいね!!
前回のおさらい
ロブショットはフェースを開いてしっかりとボールの下にヘッドを通すことが重要になります。
そのためには軸を絶対にブラさないアドレスをします。
ヘッドを常に先行して動かし、トップからしっかりとヘッドをボールの下まで落としましょう。
開いたフェースを変えずに振り抜けばきれいにボールが上がるでしょう。
あとは練習あるのみです。
7.アドレスが上手く作れない状況からの対処方法
コースをプレーしていると、
これどうやって打ったらいいの?アドレスできないよ?
という場面に遭遇します。
これは経験しないとわからないことも多いですが、その多くはいくつかの方法で対処できます。
① 短く持つ
厄介な場面に遭遇しても、その多くはクラブを短く持つことで対処できます。
ラウンドレッスンなどで見ていると、短く持つといっても多くの人が指1~2本分短くする程度です。
例えばバンカーの土手に止まってしまった場合などボールの位置が自分のお腹の高さくらいにある時などは、
もっと極端に短く持たなければなりません。
場合によってはグリップのさらに先のシャフトを持つくらいでもいいです。
先入観からシャフトを持つという発想は生まれてこないと思いますが、一度試してみてください。
ベアグラウンドなどライが悪い時も、クラブを極端に短く持つと上手くボールをヒットしやすくなります。
その他、林からの脱出なども効果があります。
② 極端なハンドファースト
木の根元や、ベアグラウンド、ディボット、極端な前上がり、枝の下などでハンドファーストに構えて打つことはとても効果があります。
ハンドファーストにインパクトすると、
・ボールを強くヒットできる
・ボールをクリーンにとらえやすい
・ボールを低く打ち出せる
といったことが可能になります。
上記のような状況ではスイングを大きくできなかったり、ボールを上手くヒットできなかったり、
球を上げることができなかったりします。
そこでハンドファーストの度合いを強くして構え、そのままハンドファーストをキープしてボールを打ちます。
バックスイングは小さくてもインパクトは強くなりますので転がして距離を稼げます。
この時にフォロースルーは大きく出さずにヘッドを低く止めるようにすると上手くいきやすくなります。
クラブを短く持って極端なハンドファーストに構えて打てば、多くの厄介な状況から脱出することができます。
③ 極端なスタンス
強い傾斜や、木の下、木の根元、ライの悪い場所、など普通に構えることができないときは
スタンスを大きく変える必要があります。
・大きなオープンスタンス
・大きなクローズドスタンス
・深く膝を曲げたスタンス
・足を大きく広げたスタンス
・両足をくっつけたスタンス
など、その場に応じたスタンスを作ることが重要になります。
クラブを振る方向に対して上記のようないろいろなスタンスを試し、
その状況でできる最善のアドレスを作ります。
素振りで何度も試しながら、その状況で一番安定するアドレスを探しましょう。
目標方向にアドレスができない場合は
以上の3ポイントをしっかり確認して打つことで厄介な状況の多くは解決できます。
ですが中にはどうしても目標方向に打てなかったり、アドレスができない状況はあります。
そんな時は無理せずに確実に出せるところへ打ち、次の一打でグリーンを狙うのが良いですね。
また多くの人は無理して打っていますが、ルールにはアンプレヤブルという救済措置もあります。
1打付加してルールの範囲内で別の場所にドロップすることができます。
このようなルールも利用して最善のプレーをすることがスコアを崩さないコツになりますよ。
まとめ
クラブを短く持つこと、ハンドファーストに構えること、スタンスを変えることで多くの場面に対応することができます。
それも極端に変えてみることで、厄介な場所からもボールを打つことが可能になります。
経験で覚えることが必要ですが、初めての状況にも3つのポイントを押さえておけば多くの場面で対処することができます。
覚えておいてぜひコースで試してくださいね!
次回はアプローチの上達方法のまとめです!
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